世界はマリファナ(大麻)合法化の流れ

罰にマリファナ(大麻)麻薬を推奨している訳では無いが、少し見方を変えてこのテーマを見つめてみたい。

まだ寒さが残る日曜日。

たまにはのんびりとコーヒーを飲みながらネットサーフィン。

コーヒーのカフェインの持つ常習性や、コーヒーに入れる砂糖の常習性を考えながら、ふと目についた記事。

ロイター, 焦点:医療大麻2.0時代の到来か、カナダ企業が薬品開発加速

カナダは医療目的だけでなく、嗜好品としての大麻も合法化するようだ。

ロイター, カナダ首相、大麻合法化に向け連邦税の導入提案 州政府は慎重

まぁ、禁止する明確な理由はないよなと思っていた私からすると、当然の流れ。

米カリフォルニア州は2018年1月からマリファナが合法化された。

ロイター, 米カリフォルニア州、マリファナの娯楽使用を合法化

私が幼少の頃に、「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」というCMが流れていたが、今なら「マリファナ吸いにロサンゼルスへ行こう!」なんてCMが出てくるかも知れないとか思ってしまう。

さらにオーストラリアは医療用マリファナの輸出を合法化するという。

CNN, 豪、医療用マリフアナの輸出を合法化へ 供給世界大手目指す

今や世界の最先端はマリファナ(大麻)ビジネスという感じを受ける。

エリートもこぞってマリファナ産業へ転出しているらしい。

ロイター, 焦点:禁断の大麻ビジネス、膨らむ商機に転身するエリートたち
もちろん私も例外ではない。

昨年からカリフォルニアへ何度も足を運び、マリファナ合法化を見越してビジネスのチャンスを伺っている。

まぁ、そんな個人的な話題は横において、我が国日本の時代遅れぶりを見ておこう。

2016年に元女優の高樹沙耶が大麻所持で逮捕されたが、彼女は医療用大麻の合法化を訴えて新党改革から出馬したが、落選した過去を持つ。すこし時代が早かったかなと思うけれども、時を同じくしてこんな裁判が行われていた。

2016年にこんな裁判があった。

産経新聞, 末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か? 劇的改善の被告が「命守るため」と無罪主張 司法の判断は…

『大麻を所持したとして大麻取締法違反(所持)罪で逮捕・起訴された末期がん患者の男性=東京地裁で公判中=の裁判が注目を集めている。同法は大麻の栽培や所持、医療目的の使用や研究などを禁止。男性は「全ての医師から見放された中、大麻ががんに効果がある可能性を知り、治療のために自ら栽培し使用したところ症状が劇的に改善した。憲法で保障された生存権の行使だ」と無罪を主張。大麻を使用した末期がん患者が生存権に基づいて無罪を訴えるケースは初とみられる。』

産経新聞, 「治療目的で大麻使用」と無罪主張した末期がん患者、死去 判決見届けられず

『7月12日に東京地裁で行われた被告人質問に車いすで入廷した山本氏は「がん患者の気持ちはがん患者にしか分からない。最初は『治るだろう』と思う。しかし治らず、徐々に絶望感と焦燥感に襲われる」「ネットで大麻ががんに効く可能性を知ったが、入手ルートもなく、お金もそれまでの治療で使い切っていたので、自分で種を手に入れて栽培した。使用したら痛みが緩和し、食事を口から取れるようになり、がんマーカーの数値が下がった。抗がん剤を使うと自殺したい気持ちになっていたが、それもなくなった」などと述べた。

その上で「現実に苦しみ、何とか生きようとしている人の希望を、誰がどんな権利で奪えるのか。いい治療法があれば大麻は捨てるが、私にはなかった。患者の選択肢の一つとして医療用大麻を使えるようにしてほしい」などと訴えた。』

被告人が死亡したことで公訴棄却。

したがって、合法かどうかの判断はされていない。

合法化するのか否かを患者側の立場で考えると治療の1つの選択肢として認めるのに何が問題があるのかと思いたくなるが、世の中はそんなに簡単にはできていない。

そこには大人の事情がありそうだ・・・

日本の医療費が2015年に40兆円を超えたのは記憶に新しが、その約20%近くを占めるのが調剤である。

製薬会社のMRは医師の接待に余念がないが、それもそのはず薬を処方するのは医師なので、ガンガン医師を接待するのがビジネスの基本になるからだ。

2014年9月発売の抗がん剤「オプジーボ」は「悪性黒色腫(メラノーマ)」や「肺がん」にも保険適用が拡大されたが、標準的な投与方法における薬価は年間3500万円という。さらに、2015年9月に発売されたC型肝炎治療薬「ハーボニー」は服薬終了までの3カ月分薬価が670万円と極めて高額な薬だということがわかる。最近は開発競争が激化し、特に高額になっている気がする。

一方で、ガン患者は毎年増える一方にある。これだけ経済的に豊かで、医療先進国でありながら、ガン患者が減らないという秘密を誰も暴こうとしないが、それには大人の事情があるからであろう。ガンで死ぬ人は増加の一途を辿っており、2015年度の概算医療費は41.5兆円で、前年度から1.51兆円(3.8%)増加した。2015年度は概算医療費が初の40兆円超えとなり、13年連続で過去最高を更新した。医療費の約19%が調剤だったことから、薬がいかに費用負担が大きいかがわかります。さすがに2016年は前年度歩0.4%減の41.3兆円に抑えたが、その方法は高額なC型肝炎治療薬等の調剤関係の価格を引き下げたことによるらしい。

日本の場合、国民皆保険制度が法的に設計されているので、医療費や介護費は公共事業支出と同じと私は主張しています。

医療費の支払いの基本的な構図は、多くの場合国民が3割負担で、残りの7割を社会保険から医療費として支払われます(もちろん保険が使えない自由診療もあります)。そして、医療サービスの価格は厚生労働省が1点10円で値決めされており、厚生労働省の官僚が蜜月な関係の製薬会社と密室で、大人の事情を汲みながら、裁量で値段を決めています。

製薬会社はクスリの卸値(薬価)をいかに高くしてもらうかで収益が変化して来ます。当然、薬価を決める監督官庁である厚生労働省と製薬会社は蜜月な関係にあり、それが要因で天下りの温床になっていると私は考えていますし、それが日本型経済システムです。したがって、今のままでは薬代は基本的には高止まりします。

一方でマリファナ(大麻草)は最も生命力が強い植物の一種で、そのまま放置しておいても、抜いても抜いても生えてくるらしいので、手間もコストもかかりません。そのマリファナの葉っぱを乾燥させて吸うだけで抗がん効果が得られるならば、そのコストは限りなく安いと考えることができます。しかも抗ガン剤とは異なり、副作用に苦しむことが少ないとなればなおさらです。ガンを治療する患者の立場に立てば、自己負担額が少ない上に、QOL(生活の質)を保つことができる訳なので、抗ガン剤よりもはるかに良い可能性があります。

そんな製造コストの安い大麻でガンが治るとしたらどうでしょうか?

製薬会社はあっという間に収益が悪化してしまい、官僚も天下り先を失ってしまうでしょう。

そうならないようにするためには、マリファナ(大麻)を合法化させるなんてことは決してしないでしょう。

それが医療用大麻の導入を遅れさせている要因の一つなのかも知れません。

患者のために多くの選択肢を残し、患者の負担を減らすべきにもかかわらず、天下り確保に忙しい一部の官僚と製薬会社の意向が優先される我が国日本では、患者のQOLを改善することもでない上に、膨れ上がる医療費の削減には遠く及ばないという悲しい現実が残ります。そして、成長産業として雇用を拡大する器も減らしてしまうという。

何度も書きますが、国家は万能ですが、それは国民のためではないですので・・・

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