ドルと金とプラチナと

金とプラチナは装飾品としてその希少性故にその価値は非常に高い。

クレジット・カードのステータスでされもゴールド・カードよりプラチナが上。

金とプラチナの産出量等の比較データがあったので、ここに掲載しておこう。

出所: モーニングスター, “金とプラチナの価格差”が絶好の投資機会になる!?

産出量、埋蔵量(プラチナの埋蔵量ははっきりわからないが)共に金よりもプラチナの方が少ない。

金の用途は約80%が宝飾品で工業製品向けが約14%、プラチナの用途は約50%が自動車のマフラー等の触媒で、約20%工業製品。

金の価値とプラチナの価値とでは、価値の源泉となるものが違う。金の価値は宝飾品の数に比例し、プラチナの価値はガソリン自動車販売実績に比例する。

昔はその希少性からプラチナの価格は金の価格よりも高かった。

リーマン・ショックで金の価格がプラチナの価格を上回ったが、その後すぐにプラチナの価格が金の価格を上回る水準へ戻った。

しかし、FRBによるQE2の実施以降、再びプラチナの価格は金の価格を下回ってしまった。

そして今のことろプラチナの価格が金の価格を上回りそうな気配はない。

金の価格の上昇の背景には、ドルの価値の下落が考えられる。

金の価格が上昇する時の要因を考えよう。

大きく分けて2つ。

①リスク回避

②ドル安

一方でドルの価格が上がる要因も2通り。

③リスク選好 ⇒ 金価格下落

④リスク回避 ⇒ 金価格上昇

上記①~④の内、金の価値が下がるのは③の場合のみで、それ以外は全て金の価値の上昇を招くことになります。

この基礎知識をベースに以下の記事を読んでおこう。

ロイター, アングル:逆相関強まるドルと金、トランプリスクのヘッジ需要

別に単なる新聞の情報だが、少し違って見えるかも知れないので・・・

さて、ここでこんなことを想像してみる。

米国は今後財政赤字の拡大が見込まれているが、増税をせずに米国債の債務残高をゼロにすることは可能であろうか?

米国の金準備残高8,133.46トン(2018年1月末)

米国の政府債務残高(2017年9月末日)20兆2449億ドル

金1トロイオンス=1,312.30ドル

仮に米国の政府債務残高を保有する金準備で相殺しようとするならば、金価格はどこまで上昇するであろうか?

1トロイオンス=31.1035g

1トン=32150.7トロイオンス

1トロイオンス=1,312.30ドル

(金1トン価格=42,191,363.61ドル)

 

では、米国の債務を帳消しにするために、金の価格はどこまで値上がりしないといけないのであろうか?

金1トン当たりの政府債務残高=2,489,088,284.7ドル

1トロイオンス当たりの政府債務残高=77,419.41ドル

つまり、現在の金価格(1トロイオンス=1,312.30ドル)の約60倍(58.99倍)にまで上昇すると、米国政府は増税をしなくても政府債務を帳消しにすることができる。

そこまで耐えて持つべきか?

亀のみぞ知る(^_-)

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