ビットコインの価格が示す未来

”Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds” (Charles Mackay, 1841年)

邦訳:『狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか』

1630年代に生じたチューリップバブルを題材にした本である。

私はこのタイトルが好きだ。

人はなぜ集団になると愚行に走るのか

財務省のようなエリートばかりの集団でも森友学園への国有地払い下げで愚行をしたようだし、名だたる日本のメーカーの偽装も同様に愚行だ。

それと同じようなのが投機の過熱であろう。

 

ビットコインは昨年の2017年12月にマークした過去最高値から約65%も値下がりをしている。

仮にビットコインに強気な投資家がいても、65%もの価格の下落は相場を完全に見誤っていると言って過言ではない。むろんそこで反転して上昇にレンジたとしてもだ。

Bloombergのある記事に掲載されていたグラフに見覚えが・・・

出所: Bloomberg, ビットコインは史上最大級のバブル崩壊へ向かう-投資ストラテジス

1630年代に生じたチューリップバブルの時と同じ値動きじゃやん!へぇ~、そうなんだとか思った人はかなりの未熟者です。

このBloombergにあるグラフに見覚えがありませんか?

私が今年2018年1月8日に書いた『仮想通貨への過度の期待は禁物』という記事。

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おっと忘れる所でした。

こんなチャート皆さんも好きでしょう?

1620年頃のチューリップバブルの時とビットコインの価格の比較です。


出所: Zero Hedoge, It’s Official: Bitcoin Surpasses “Tulip Mania”, Is Now The Biggest Bubble In World History

歴史は繰り返す・・・
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年初の段階でこうなることは一目瞭然でした。

だから『歴史は繰り返す・・・』とわざわざ書いた。

なので米銀バンク・オブ・アメリカのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏がしたり顔で、このようなグラフを用いてバブル崩壊を予測しているのがあまりにもお粗末で笑ってしまいました。

 

大事なことは、正確に相場の未来を見桑めること。

投資家の願いだけで相場が上昇し続けることはない。ましてやあなた一人の願いなど、会社や社会の中でのあなたと同様で、影響力は全く無い。

願いでお金が儲かるなら僕は既に億万長者だ。

投資で資産を増やすのに必要なことは。専門的な知識を積み上げることでもなく。動物的な勘だを研ぎ澄ますことでもない。

過去の値動きとの比較、他金融商品の値動きとの比較、長期的な値動きの比較・・・比較分析は専門的な知識もは全く必要なく、チャートさえあれば誰にでも簡単にできるとても有用な分析手法だと思います。

 

最後に面白い手法での分析をご紹介。

Bloomberg, ビットコイン、ピークは過ぎた-バークレイズが感染症モデルで占う

『バークレイズのモデルは、ビットコインの潜在的な投資家を「感染しやすい人」「感染した人」「免疫を持っている人」の3つの集団に分類。友人や同僚に大金が転がり込むのを黙って見ているのが好きな人はいないため、ビットコインの価格上昇と共にこの「感染症」が口コミで広がると仮定した。』

バブルを生じさせる集団的愚行の一つの要因を上手に説明していると思います。

あなたはどのタイプ?

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