ドル高・円安は米国債利回り上昇が理由?

知り合いの投資家の方々からメッセージがようけ来とる(笑)

何で?

ドル円が108円台を超えてるからか・・・

チャンス到来!

愛用する勘ピュータからシグナルが出始めています。
 長期金利が上昇してドルが買い戻されているようなことが理由に掲げられています。恐らく短期的な解釈としては無難です。
 私は長期金利が上昇したからドルが買い戻される理屈は理解していますが、物事がそんなに簡単に運ぶ訳がないと思っています。
米国債利回りの上昇の理由が、米国債の増発、つまり米国の債務の膨張であることを考えれば、そう単純な理由でドルが買わ続けることはないと推測されます。
2018年4月9日に米議会予算局(CBO)が2018年から2020年までの財政の見通しを公表しております。

 

Bloomberg, 米財政赤字、2020年度までに1兆ドル突破へ

『CBOは9日の報告書で、18年度の財政赤字は8040億ドルと、昨年6月時点の予測5630億ドルから大幅に増加する見通しを示した。19年度には9810億ドルに達する見通し。従来予想は6890億ドルだった。昨年6月のCBOの報告書では、米財政赤字が1兆ドルを超えるのは22年度と見込まれていた。』

なかなか凄い増加スピードですね!!!

しかもこの記事にははっきりと書いてあります。

『米議会予算局(CBO)によると、米財政赤字は従来予想より2年早い2020会計年度(19年10月-20年9月)までに、1兆ドル(約107兆円)を超える見通しだ。トランプ米大統領が署名した減税や歳出拡大には、長期的な経済成長率を押し上げる効果はほとんどないという。』

米財政赤字は2020年会計年度までに1兆ドルを超え、トランプ大統領の減税策や財政政策は長期的な経済成長には寄与しないという(;´・ω・)

これは当然と言えば当然で、マクロ経済学の101です。

長期的に見ると、拡張的な財政・金融政策によりAD曲線がADからADfへシフトします。経済の均衡点はE0からEfへシフトします。しかし、長期的には景気回復と物価上昇で、労働の超過需要が発生して名目賃金が上昇してしまう。その結果として、生産水準が低下して、総供給曲線(AS)がAS1へと上方(左)にシフトしますので、均衡点がEfからE2へシフトしてしまうと考えられています。

結論的に言うと、拡張的な財政政策や金融政策は短期的には完全雇用水準まで景気を良くしますが、長期的には物価は上昇するものの、潜在的な生産水準に戻ってしまうので、拡張的な財政・金融政策は意味が無いということになります(インフレを考慮しても、長期的に見れば、拡張的な財政・金融政策は意味が無いということになります)。

トランプ大統領が自信満々で打ち出した減税策はどのような効果なのかというと、次のように記事には記載されている。

『CBOの報告書には税制改革の影響に関する新たな見通しが盛り込まれた。マクロ経済効果と債務返済費用の増加を考慮すると、今後11年間で財政赤字を約1兆9000億ドル増加させる見通し。昨年12月に上下両院税制合同委員会が示した試算では、税制改革パッケージにより連邦政府の歳入は向こう10年で約1兆1000億ドル減少するとされていた。』

ということで、週間レンジ上限108.50円を超えました。

米国債利回りの上昇で短期的にドルが買われても、金利の上昇は資産バブルを崩壊させて、必ずリスク回避を助長します。

プラスの要因がマイナス要因になることを考えると、109円は近くにあって遠いのかも知れません。

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