7年前に既に分かっていた現実

まぁ、僕がどれだけ金融オタクかはだんだんご理解頂けてきたかと思うけど、最近事務局の某君が圧力を掛けてくる。

「(毎日の為替レポートの内容が真面目過ぎなので、)ユーモアとパンツを穿いたレポートを引き続き宜しくお願いいたします!!」

そう言われたら事務局に従うしかないだろう!

毎回のことだが、インフレが起きる原因はいくつかあるのだが、間違いなく財政的な問題が生じるとその国の政府及び財政的規律の信認が失われ、インフレ率が上昇始めることは確かだ。

2017年8月7日の為替レポートでは以下のことを主張した。

「インフレは財政的な問題」に過ぎずないということ。

もちろん学者やエコノミストでも意見が分かれることだけど、他人の意見なんて知ったことじゃない。

日本経済は高齢化でインポになっていて、金融政策というヴァイアグラを飲んでもインフレには効果が無い!

という具合で、僕の主張は今と何も変わっていない。

今回は特別に今から約7年前の2011年8月17日の私の当時のレポートを紹介しよう。

今、日銀だけでなく、FRBでさえインフレ率の伸びが鈍いことを気にし始めているが、そんなことは既に7年も前にわかっていたこと。その冷静な分析ができる僕が、ただならぬエロノミストだということを皆さんにわからせるために、わざわざ古いレポートを紹介しようという企みだ(もうちょっと自慢すると、私の長年に渡るレポートを振り返ると、最近起きている金融市場や金融政策の効果などは、古いレポートのどこかしらに記されいてるので、実に宝の宝庫なのだ!!!)。

こう自画自賛でもしないと可愛い妻以外は誰も褒めてくれないからね(^_-)

2011年8月17日「【金融政策】非伝統的金融政策も、緊縮財政も、ギャンブル政策なんだよ。」より。

『経済学者は中央銀行の役割や存在をPonzi Schemeとは考えていない。流石に経済学者は御用学者しかいないので、Ponzi Schemeだとは認めないし、それに対してまともな経済学的な分析も行わない。中央銀行は彼らにとって、通貨の番人としてGivenな存在だ。

※補足:Ponzi Schemeはねずみ講だと思ってください。この政府と中央銀行が持つ絶大な利権を、誰だか分らん盗人が横取りしようとしているのが仮想通貨です(^_-)

しかし、私から見ると、中央銀行はPonzi Schemeの頂点に立つ存在だ。

中央銀行は、Ponzi Schemeのご本尊で、経済に影響を及ぼす力があると思わせる手段として金融政策が存在しているようなものだ。実際には常に有効な金融政策なんて魔法は無いにもかかわらず。中央銀行とその金融政策手法は、Ponzi Schemeを支えるために、それがあたかも効果があるかのように見せかける手段でしかない。

だから金融政策は本当は何の役にも立たないと、私は思っている。

そんなことを真顔で言うと、みんな気絶するので大きな声では言わないけど、そう思っているのは事実だ。

最近の米国経済は日本化が進みつつあるようだ。

WSJ日本版 【コラム】流動性のわなに陥った米経済、有効な救済策はあるのか

流動性の罠に陥った経済。

マネーを供給してもデフレが止まらない経済。

最近のFashion(流行)です(笑)

日本化する世界経済から脱却する処方箋は、残念ながら景気低迷の先進国である日本ではまだ発見されておりません(爆)

日本ってのは財務省や日銀に優秀な人材が大勢いて、しかも、有名大学の経済学部には御用経済学者がゴロゴロいるのに、バブル崩壊後の日本経済を立て直すこともできないばかりか、まともな金融政策も財政政策も実行できないでいる。

例えば、バブル崩壊後の日本経済は流動性の罠に陥っていたが、1997年には「財政構造改革の推進に関する特別措置法」なんか打ち出して、景気をさらに悪化させたりと。

そして必ず言い訳をする。

「政治のせい」と。

おいおい。官僚主導の日本で人気取りだけが生命線の日本の政治家にそんな力は無いよ。

経済学者の自画自賛は結構だが、日本経済の現状を鑑みて、自分達が何の役にも立っていないことと(再生紙には役立つけど)、これからも何の役にも立たないことを自覚して欲しいものだ。経済学者ってのは何でもわかった評論家にように無駄口をたたく。

評論家はいらないのに・・・。

そんな日本の御用経済学者達は、日本では何ら有効な解決策を提示することもできなかったのに、米国で有効な策があるかどうか等を日本の経済学者が論じている。そんな資格はお前らには無かろうもん。日本の経済学者達が、最近の日本化するアメリカ経済やFRBの対応に対して、鬼の首を取ったかのごとく、いろいろ論評している姿は滑稽。

何一つまともな政策を提言、実現できないでいるのに、自分達は正当な政策をしてきたんだと主張したいのだろう。そんな暇があるならパクリの日本語論文ばかりでなく、英語でオリジナルな論文を書けと言いたいところです。

まぁ、無理だろうけどね(苦笑)』

※ここで下線・太字で強調して批判の対象にしている経済学者こそが当時は学習院大学の岩田規久男教授のことです!

まぁ、7年も前から恩師・岩田規久男氏への批判ですからね。当時の僕は気合で顔が紅潮していたはずです・・・失礼、アルコールで赤ら顔だったです(‘◇’)ゞ

さて、これは大事なことなので覚えておいて損は無い。

そもそも物価目標を掲げている国で、その物価を達成できた国は無い!!!

この事実は昔から変わらない。インフレは上げたり下げたり人間が制御きるものではない。

それを理解した上で2011年のレポートの続きを読んで欲しい。

『さて、日銀の翁氏の「ポスト・マネタリズムの金融政策」は日本化が進む世界経済を分析する上で、また日本の現状を冷静に把握する上でも読む価値があると思うよ。

もっとも、書かれている内容はここ数年のトピックスみたいな感じで真面目な学者達があちらこちらで書いたり、論じたものをサーベイいただけの本とも言えるけど、それを上手にまとめているという意味で良い本だ。

いろいろ駄目駄目な金融政策なんだけど、有効な金融政策が一つ存在している。

「インフレ目標」だ。

私は中央銀行の政策で有効な政策は、せいぜいインフレ目標くらいしかないと思っているので、同意できる。

但し、このインフレ目標も限られた効果しかなく、インフレを抑制する効果しかないのだ。つまり、デフレには効果が無いのだ。

片手落ち・・・なんだよね。

その片手落ちの政策といろいろ組み合わせて考えても仕方が無いんだけど、世の多くの人々が誤解して、中央銀行がインフレを起こすと思ってる。

いつから中央銀行がインフレの神様になったのか(笑)

流動性の罠が生じている時には量的緩和は有効ではない。

日本がバブル経済崩壊後に経験してきた事実だ。

つまり、実質ゼロ金利になれば、お金も国債も同じだから国債買いオペをしてマネーを供給しても金融緩和効果が現れない。

そこで、日銀はいろいろ考えて、マネーとイコールな関係の国債ではなく、株式(ETF)やREIT等のリスク資産を購入するという手段を考え、大胆にも実行した。

これを継続していけば、デフレ対策として恐らく効果がある。

しかし、はっきり言える事が別にある。

「インフレは財政的な問題」に過ぎずないということ。

翁氏もそれを認めていて、そこに中央銀行としての日本銀行の限界があるとわかっている。

例えば、日銀が日銀券ルールを超えて無制限にETF、REITの購入を行うのであれば、国家の財政的な信用が失われ間違い無く日本もインフレが進行し、それは単純に財政政策の話になるのである。

なぜ、財政的な問題かというと、「日銀がリスク資産を保有し、通貨を発行する」という非伝統的金融政策は、本来『日銀がリスク資産を保有し、政府が国債を発行すると同時に、その国債を日銀が保有し、通貨を発行する』という行為に他ならないからだ。

そうなんですよ、国債発行を伴う財政的な問題で、つまり、金融政策だけの話ではなくなる訳です。

この本によれば、そんな財政危機のリスクを冒してまで日銀がリスク資産の購入を進めれば進めるほど、財政赤字が拡大して日本経済をさらに悪化させるという悪循環に陥るリスクが高いので、中央銀行として、どこまでリスクが負えるのか・・・という日銀の苦悩の話なんだけど。

そんなジレンマはどうでも良くて、憲法違反の可能性が高い(憲法第83条「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない」)日銀のリスク資産の購入に国会決議という根拠を与えたとしても、「日本は破綻なく、インフレを起こすことはできない」のだ。

その意味で、非伝統的な金融政策を採用した国は、最終的には財政危機の拡大は避けられないと個人的には思う訳だ。

インフレを脱却するために、中央銀行がリスク資産を購入するという非伝統的量的緩和政策を無制限に続けると、将来的にインフレが生じることになり、国民を苦しめる危険性があるという意味で、実は景気回復していない状況下での緊縮財政を導入して国民を苦しめるのと大差がないような気がする。

現状の世界経済は、金融政策にしろ、財政政策にしろ、八方塞な状況に陥っており、政策的に何を行うにしろギャンブルの域を出ないという状況なのだ。

そしてこのギャンブルに国民生活と国民の金を無駄に費やしたのが、黒田日銀総裁と岩田前日銀副総裁ということですね。

ということで、財務官僚や日銀マン、御用経済学者(自称経済学者も含む)が何を主張しようが、何を政策で実施しようが、実は何もわからずに進めているだけなのである。

実際、過去30年は失われているんだから(笑)

所詮は中央銀行なんで、Ponzi Schemeの本尊なんだから、金融政策だの、財政政策だのという言葉で粉飾しても、いずれは化けの皮が剥がれ効果が無くなるもんさ。』

僕はインフレ率が伸びないことは既に7年も前からわかっていた。

余りにも真実が見えてくると官僚だとか政治家だとかがやろうとしている全てのことがどうでも良くなってきて、どこかの綺麗なビーチで暑い陽射しを浴びながらビールを飲んでボーッとしている方がはるかに幸せだなって思う。

僕が今見ている2018年の金融政策の結果は、僕が7年前に予想した通りでつまらない。

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