とうとう逆イールドか

一昨日宮崎に出張に行く時に羽田空港で偶然見かけたSAMURAI BLUEが描かれたJALの飛行機を滑走路上で見かけた。

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そしてその夜に日本代表が南米コロンビアに2-1で勝利した。この飛行機に遭遇したことは、はある意味でラッキーな事が起こる前兆だったのかも知れない。

さて、少し前にも気になる記事があった。

今年2018年4月にはこんな記事が出ていました。

Bloomberg, 米国債イールドカーブが危険水域に突入-長短金利転が再び視野に

『米国の景気回復の長さや銀行収益、消費者行動、株価への意味合いを踏まえると、イールドカーブの形状は単に債券だけの問題にとどまらない。ここ数十年に米国が経験したリセッション(景気後退)の大半では、先行してイールドが生じていた。』

これに関連して気になるニュースが昨日あった。

Bloomberg, 米国債の逆イールド、来週にも発生か-7年債入札が誘因との見方も

『米国債の利回り曲線が右肩下がりとなる、長短金利逆転(逆イールド)の第1弾が来週にも起きる可能性がある。』

おー!来週には逆イールドの可能性が出て来たと。7年債と10年債のスプレッドには以下のような関係が見られる。

7-10年債スプレッドは直近発行の米国債(オンザラン銘柄)の中で最も小さく、特に大きく注目はされていないかもしれない。しかし、ブルームバーグとBMOキャピタル・マーケッツが集計したデータによると、このスプレッドがマイナス圏に陥ることが、他の年限で同様の動きを起こす前触れとなった歴史があり、追随する状況は数日以内にしばしば見られた。』

米7年債利回り
7年債(2018年6月20日)

米10年債利回り

10年債(2018年6月20日)

他の年限で同様の動きを起こす前触れ』ってところが気になる訳で、一番の注目は長短金利差だから2年債と10年債だ。

『来週の7年債入札は同債券のパフォーマンス低迷につながる可能性がある一方、貿易や世界の成長を巡る懸念で長期の利回りが抑えられているため、7-10年債スプレッドはマイナスになり得ると、BMOの米金利戦略責任者イアン・リンゲン氏が指摘。現在の水準を踏まえると、取引が活発な2-10年債や5-30年債などの利回り格差が追随するには数週間かかる可能性があるが、投資家は最初の逆イールド化を同様の動きが続く前兆と見なすだろうと同氏は述べた。』

来週に7-10年債利回りが逆イールドになった数週間後には2-10年債利回りで逆イールドになってもおかしくはないと。

『リンゲン氏は「私は7-10年債スプレッドを炭鉱のカナリアとして注目している」と指摘。 「利回り曲線の一部が逆イールドの状態になれば、市場は恐らく他の部分の逆イールド化もそれほど抵抗なく受け入れるだろう」と述べた。』

米2年債利回り
2年債(2018年6月20日)

間もなくか・・・(^_-)

さて、特に注目すべきは2年債利回りと10年債利回りのスプレッド。

何故か?

ロイター, オピニオン:2018年は景気の主役交代、金利上昇の新局面へ=青木大樹氏

過去のFRBの利上げ期を見ると、10年金利が2年金利を下回る、いわゆる「逆イールド」現象を引き起こしている。そして、逆イールドが起きた数年内に、景気後退が発生した。1990年代半ばの利上げ期は、逆イールドにこそならなかったものの長短金利差がゼロ近傍に落ち込み、メキシコやタイで通貨危機が起きてバブルが崩壊している。利上げのペースが速過ぎると10年金利の上昇が追いつかず、逆イールドが発生。そうなると、グローバル市場での資金の流れが大きく変わるためと考えられる。』

2-10年債利回り差で逆イールドが発生した数年内に景気後退が発生してきた歴史があるからだ。

個人的に好きなセントルイス連銀のブラード総裁は数年後ではなく、今年後半には2-10年債利回りで逆イールドが発生するかも知れないと警告している。

Bloomberg, セントルイス連銀総裁:利上げ継続なら18年終盤にも逆イールド発生

『米セントルイス連銀のブラード総裁は、短期金利が長期金利より高くなる、いわゆる逆イールドの状態が2018年終盤までに実現する可能性があると警告した。逆イールドはその後の景気悪化を示唆するとされる。』

今後の相場を占う上で、大事なことを以下に記しておきます。

①米7-10年債利回り差で逆イールドが発生すると、数週間後には米2-10年年債利回り差も逆イールドになる可能性が高い。

②2-10年債利回り差が逆イールドになると数年後には景気後退へ

まぁ、そういうこと(^_-)

最後に逆イールドのヤバい商品のご紹介。

投資銀行ってのは日本語で言うと株屋さん。株屋のモチベーションは手数料を稼ぐこと。特に時限爆弾と思われているドイツ銀行には無責任な株屋が多かった。だから時代遅れの商品を平気で組成して、販売してるんだろうな。

Bloomberg, 米国債逆イールドなら全損あり得る仕組み商品、ドイツ銀から今月登場

『米国債イールドカーブ(利回り曲線)の右肩上がりに賭ける新たな金融商品が、個人投資家向けに今月登場した。右肩下がりの逆イールドという想定外の結果となれば、投資全額を失いかねないリスクの高い証券でもある。』

逆イールド間近だってわかっているのに、目先の高クーポン欲しさにこんな商品に手を出す奴もいるんだろうな。粉飾決算を助けるためにいろいろと商品作ってきたけど、まだこんな商品販売してんだ・・・組成側も、投資家側も本当にダメだな。

約60万ドル(約6600万円)相当のこの証券の価格は、ドイツ銀行が今月8日に設定。1年物の表面利率は無条件で19%ただし元本の満額償還には、利回り曲線が今から1年後に逆イールドになっていないとの条件が付く。この商品は、ウォール街の金融機関が過去数年販売してきた「スティープナー」と呼ばれる仕組み商品の一種。同商品は当初は利率が高水準で固定されるが、その後は長短金利差に連動する変動利率となり、ここ1年のように利回り格差が平たん化すると利率が極端に低くなる。逆イールドともなれば、ゼロクーポンとなる。

NO FREE LUNCH.

金利上昇は景気後退(バブル崩壊)の引き金。

そう言えば、金利差ではないけど、ゼロ金利政策で変動金利で住宅ローンを組んだ方々も、将来金利が上昇したら己の負担がどの程度増えるかきちんとわかっているのかな?全損だと家を失うよ(^_-)

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