今年後半のドル円予想を立てよう。
ちなみに尊敬するJPモルガンの佐々木氏は今年上半期のレンジ程度ではないのかと予想しているようだ。
ロイター, コラム:ドル円の年間レンジ、上半期で決まりか=佐々木融氏
『それよりも興味深いのは、近年、年前半の取引レンジがそのまま年間の取引レンジになる傾向が出てきている点だ。1980年以降、年後半のドル円相場が、その年の前半の取引レンジの高値・安値どちらも更新しなかった例は3回しかない(1989年、2015年、2016年)。しかし、その数少ない3回のうち2回は3年前と2年前に続けて発生している。』
2015年
2016年
『さらに、それに続く昨年は年後半に年前半の安値を0.7%程度更新しただけで終わっている。つまり、年前半のレンジがほぼ1年間のレンジと同じになっているという状況が、過去3年間続いていると言える。』
2017年
『今年の後半はどうなるだろうか。結論から言えば、今年も年前半のレンジ(104.56円から113.39円)を抜けずに終わる可能性が高いのではないかと考えている。まず、ドルの上昇は続かないとみている。』
2018年
『従って、年後半のドル円相場はレンジの下限に向けて軟化する可能性が高いとはみるものの、結果的に過去3年間と同様、ほぼ年前半のレンジ内での動きに終始するのではないかと予想している。』
安値104.55円~高値113.38円
先週ドル円は113.16円で頭打ちになり、1月にマークした113.38円を超えていない。なるほど、この3年ほどは下半期の取引レンジが、ほぼ上半期のレンジに収まるようになっているから、2018年の今年もそうであろうということか。
過去3年続いたから今年もそうなると考えるのは危険だと思う。僕はもっと原始的に予想してみるために、1999年以降のチャートを並べてみた。
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
個人的には2007年のドル円チャートが似ているかなと思う。
おっと、サブプライム・ローンの問題が顕在化し始めた年でしたね・・・
期待しちゃうよ(^_-)